謎の埋伏歯
何気に撮ったこのレントゲン写真、いわゆる水平埋伏歯という横に90度傾いて、骨の中に埋もれている親知らずです。でも、よく見ると神経が処置されている形跡があります。歯の中に見える白い H みたいな模様です。
普通、こういう処置は歯の噛み合わせの面から行います。でも、この歯の位置ではどう考えても器具が入りません。前に処置した先生はどうやったんでしょう? 患者さんも昔の治療はうろ覚えでよくわからないそうです。私の推理ですが、この歯は昔は普通に生えていたのですが時間、発育とともに何らかの顎の骨の事情で今みたいな水平に倒れた位置になってしまったんではないでしょうか? 何れにしてもこの歯は抜歯予定なので抜いてみたら何らかの事情がわかると思います。