やさしく丁寧に磨く(乳児)
みがき残しをしないように、お口の中がよく見える状態でみがくことが大切です。
子どものお口は小さいため、 やみくもに歯ブラシを入れてゴシゴシこすってしまうと 歯ぐきや粘膜を傷つけてしまう恐れがあります(>_<) 歯ブラシを持っていないほうの手で唇をそっと広げると、 お口の中が見やすくなります☆
そのためには、お母さんの両手が使える姿勢でなければなりません。 また、歯みがきを嫌がる子の場合には、頭を動かさないように十分に注意しましょう。
急に動かれると、歯ブラシがのどの奥に入ってしまう危険があります。
ひざの上に寝かせた状態で頭を固定する、 もしくはもうひとりに抱っこしてもらった状態で歯をみがくとよいでしょう。
無理に押さえつけてみがくと、歯みがきをますます嫌いになってしまうので気をつけてください。
2歳の子に対する歯みがきのポイント
正しい仕上げ磨きで虫歯を防ぎましょう(^^)/ 2歳になると、自分で歯をみがく子も少しずつ増えてくるでしょう。
しかし、自分だけではまだきちんとみがけていないと考えた方が良さそうです(>_<) 仕上げみがきを嫌がる時期かもしれませんが、みがき残しを防ぐために工夫しながら、親御さんがしっかりとみがいてあげましょう。
親御さんのひざの上にあおむけになる「寝かせみがき」を嫌がる子に対しては、立たせた状態でお口の中をのぞきこむようにみがいてあげるとよいでしょう。


今月の壁面
一日でも早く明るい未来が訪れますように・・・と願いを込めて。 本来なら今週から春休み!!!と子ども達が喜んでいるはずなのに。。新型コロナウイルスの感染拡大の為、突然の臨時休校になり早くもの一ヶ月になりますね。 心も体も不安とストレスに向き合わなければならないと思います。 来院される方々、スタッフに一瞬でも「ホッ」としたり、笑顔になれるように考えました。
朝の歯みがきのタイミング
起床後と朝食後のどっちが正解? 朝に歯みがきをするタイミングは、 朝起きてすぐにする人と朝食後にする人に分かれると思います。 朝食の前後で2回磨くという人もいるでしょう。 ただでさえ慌ただしい朝の時間ですから、どちらか1回ですませたいですよね。 では、どちらのタイミングで歯を磨くのが正しいのでしょうか? 起床後のお口の中は菌だらけ 睡眠中は唾液の分泌量が減り、お口の中がすごく乾燥します。 そして、この状態はとても細菌が繁殖しやすい環境です。 そのため寝ているときの口内の細菌数は、 起きているときの3倍にもなるようです。 これは数にすると億単位にもなります。 朝起きたときにお口の中がねばついたり、 においがきつくなったりするのはこれが原因です。 そこで、起床時にはうがいをして細菌を 洗い流すようにしましょう。 朝食後には歯みがきを 虫歯を予防するためには、朝食後の歯みがきの方が大切です。 本当ならば毎食後に歯みがきをするのが理想ですが、お昼は歯みがきをするのが難しいでしょうから、朝のうちにできるだけ丁寧に磨いておくようにしましょう。
食後すぐの歯みがきは歯を溶かす?
酸性の炭酸飲料に歯の象牙質部分を90秒浸したあとにお口の中に戻し、歯みがきのタイミングによる酸の浸透を調べた論文が発表されました。 これが元になり、食後すぐの歯みがきは歯を溶かすといった情報が流れたようです。 ところが、これは虫歯とは異なる「酸蝕症(さんしょくしょう)」の実験です。
実際には歯の表面は酸に抵抗のあるエナメル質でおおわれているので、 酸性飲料を飲んでも象牙質と比べて酸の浸透はそれほどありません。 さらに、唾液には酸を中和する働きもあります。
酸性飲料を頻繁に摂取するといった特別な状態でない限り、 一般的な食生活を送っていれば歯が溶ける酸蝕症は起こりにくいと考えてかまいません。 ただし、炭酸飲料を飲んだあとは歯の表面がやわらかめになっているので、 すぐに歯みがきをすると歯を傷つけてしまう恐れがあるのは確かです。
食後の歯みがきをする理由
食後の歯みがきには、虫歯の原因となる細菌をたくさん含んだ歯垢を取り除くとともに、歯垢ができる元となる糖質がお口の中に残らないように落とすという目的があります。
ですから、食後に歯を磨かないと、歯垢のなかにひそんでいる細菌が糖質を 分解して酸を産生してしまいます。 そうして脱灰(だっかい)と呼ばれる、歯が溶かされる状態になってしまうのです。


近所の火事
最近、私の自宅のごく近くで火事がありました。早朝のことで庭で愛犬の世話をしていたら、やけに焦げ臭いなと思ってふと空を見上げたらなんと煙がモクモク・・・・ 距離でいうと2軒先くらいの近さなので焦りましたよ。幸い風向きがずれていたので延焼の危険性はなかったのですが、火事ってこわいもんですね。 結局、この火事で火元の家を挟んで都合3軒の家が全焼してしまいましたが、幸いなことに大した怪我人はでなかったようです。後日、現場を見ましたが放水のせいもあり何もかもがめちゃくちゃで元の生活をうかがわせるようなものは何も残っていないようでした。 ちなみに周囲の道路は太いホースがのたくっていて、どこも車の通行はできず歩きで通勤しました・・・・ 火事はほんとに怖いですね。皆さんも気を付けてください。


歯の生えてくる順番
子どもの歯が生える大まかな順番は以下の通りです。 生後半年~9か月:下側の前歯
9~10か月:上側の前歯
11か月~1歳:上側の歯が4本
1歳2か月~1歳半:奥歯(第一乳臼歯)
1歳9か月~2歳:犬歯
2歳半:奥歯(第二乳臼歯) ただし、この流れはあくまでひとつの目安です。
生える順番が前後することは珍しくありません。
多少の個人差であれば、気にする必要はありません。
すき間があるのが普通
乳歯が生えてきて、いわゆる「すきっ歯」だったことに驚いているお父さんやお母さんがいるかもしれません。
しかし、乳歯の状態では、歯と歯の間にすき間があるのが普通です。
永久歯は乳歯よりひとまわり大きいサイズなので、永久歯が生えそろうとすきっ歯でなくなることがほとんどです。あまり気にせず見守りましょう。 逆に、乳歯のときにすき間なしでピッタリ生えそろっていると、ひとまわり大きい永久歯が生えにくくなる恐れがあります。
この場合、すき間がないところに無理やり永久歯が生えてこようとするので、歯並びが悪くなってしまうこともあります。
1歳で少しずつ歯が生えてくれば問題ない
子どもによって、歯が生えるスピードや順番には個人差があります。
ほかの子と比べて子どもの歯の生え始めが遅いと不安になるものですが、過剰に心配する必要はありません。
生後6~9か月くらいで下の前歯、9~10か月くらいで上の前歯が生えてきますが、平均してもこのように開きがあります。
もしほかの子より生え始めが遅かったとしても、1歳くらいの時点で少しずつでも歯が生えてきているようなら問題ありません。 ただし、1歳3か月くらいになってもまだ歯が1本も生えていないようなら、一度、ご相談下さい。